中坊進二は断食ができない
イスラム教の断食（サウム）はかなり大変です。
話を聞いただけでも中坊進二には真似出来そうもありません。
ちなみにラマダーンが有名ですが、ラマダーンはあくまで
「断食を行う月」（より正確にはヒュドラ暦の月の名前）のことで、
断食を指す言葉ではありません。
断食とありますが、別に30日間完全に絶食する訳ではありません。
太陽が出ている間だけ食事を禁止すれば良いのですが、
問題は水の摂取も禁止されている点にあります。
正直な話、脱水症状で倒れないか心配です。
恐らく、その地域で住んでいる方は鍛えられているのだと思います。
中坊進二だと、1日目でギブアップしてしまいそうです。
空腹は何とかなりますが、水分だけはどうしようもありません。
特に夏場はかなり厳しいです。
中坊進二、炎天下の中作業をする場合、
1時間ごとに水を摂取しないと倒れてしまいます。
この断食は「食事のありがたみ」を知るために行われてきました。
昔はいつでも好きな時に食事や水を取れるわけではなく、
栄養失調や脱水症状で亡くなる方は全く珍しくありませんでした。
今でこそ自動販売機やコンビニが至るところにありますが、
昔は食糧や水の確保がとても難しかったのです。
こうした断食ですが、健康にはあまり良くありません。
ある意味、修行のようなものです。
食いだめが出来ない方は、
断食を30日やり切るのは難しいと中坊進二は思います。
断食中でも3食たべるのは当たり前で、18時夕食、22時夕食、
即時就寝、3時起床、朝食、即時二度寝、
起床、働く、という流れが基本のようです。
また、脂っこいものが多いので、
断食中にも関わらず肥満になる方が多くなるみたいです。
そしてこの断食は意外なほど曖昧です。
子供や妊婦、病人が免除されるのは普通ですが、
「仕事に支障が出たらやめて良い」そうです。
さすがに断食して病気になっては目も当てられません。
中坊進二の場合、確実に仕事に支障が出ますので、
断食は無理そうです。